糖尿病大全 予防から

メタボリックシンドロームと糖尿病について

糖尿病を発症させる危険性の高いものにはメタボリックシンドロームがあります。
内臓肥満や高血圧、脂質代謝の異常などの代謝異常が原因となっているものをメタボリックシンドロームといいます。そして糖尿病の原因になる高血糖もメタボのうちに入ります。

痩せている人でもメタボの可能性あり

肥満の人に多いメタボですが、やせている人でも隠れたメタボリックシンドロームという場合もあります。対策をとることがありませんから、気がつかないうちに糖尿病になっていたということもあります。
内臓についている脂肪が多いとメタボになりますから、ウエストの太さである程度の内臓脂肪が分かります。しかし、これはあくまでも目安になるため、実際に内臓脂肪を測ると、痩せているのにメタボと判定される人も少なからずいるのです。

内臓脂肪がインスリンの効果を薄める

内臓に脂肪がついていると、糖尿病の治療のための血糖値を下げることが難しくなります。インスリンの効果も期待が低くなりますから、やせることから始めなくてはいけません。
太っていると血管に大きな負担をかけることになります。糖尿病からくる動脈硬化など血管の異常からくる病気にはくれぐれも気をつけたいものです。

 

メタボの怖さはただの肥満では終わらないことです。健康診断でメタボと判定された方は糖尿病の予備軍になるため注意が必要です。食事や運動不足など、原因は生活習慣に根付いているため、少しずつでも改善をしていくことが望まれます。