糖尿病を悪化させるタバコ
タバコは血行を悪くします。血液の状態を悪くして血管が詰まりやすくなるのです。
糖尿病患者の血液濃度はとても高くなっています。血糖値が上がっているために血液状態が悪いのです。そこにタバコの効果が重なってくると、糖尿病はさらに悪化します。
血管の状態が悪くなりますから、心筋梗塞や脳梗塞にもなりやすく、合併症を引き起こす危険性もとても高くなります。
糖尿病の合併症には神経障害がありますが、そこにもタバコは悪影響を与えてしまいます。血液が末端まで行き渡らなくなると、そこから先に栄養がいかなくなります。壊疽を起こしてしまうと、その先は切断ということにもなるのです。
いくら効果の高い糖尿病治療をしていても、タバコを吸っていることで、改善されることがないということになります。糖尿病の人に限らず、早い段階から禁煙を始めたほうがいいでしょう。
糖尿病と深い関係がある高血圧にも有効です。禁煙すると血圧が下がりますから、体調が良くなります。合併症を引き起こす前に、糖尿病や高血圧といった病気のもとになっているものを改善していかなくてはいけません。
禁煙を助けるための、禁煙グッズがたくさん出ています。喫煙している状況に合わせて、利用してみてください。