糖尿病からくる目の疾患|糖尿病大全

糖尿病からくる目の疾患

血管に異常が起きる糖尿病から、目の病気になることもあります。年齢とともに視力の衰えはありますが、血糖値が高くなると悪化してしまいます。
糖尿病からくる疾患としては、白内障、糖尿病網膜症、血管新生緑内障があります。頻繁に眼科に通っている人であれば、検査をすることで合併症を防ぐことができます。
糖尿病のほとんどは、自覚症状がありません。気がついた時にはもう重症ということも多くなっています。
糖尿病になっている人がそのまま放置して目に異常が出るケースは年間で3000人にも及びます。これは7年以上糖尿病の治療をしていない場合の統計です。
治療を受けている糖尿病患者でさえ、その80パーセント以上の人には目の異常が出ています。体力が衰えている高齢者の人が目の手術をすることはとても危険が高くなります。糖尿病からくる目の疾患を予防するためには、毎年定期的な検査を受けるようにしておきましょう。
眼底検査をすると、早く合併症を予防することができます。眼底検査をおこなう時には目の網膜を調べます。異常がある時には血管から出血があり、損傷が出ていることもあります。器械を使った検査や眼に光を当てて異常が出ていないかを確認していく簡単な検査です。
糖尿病でもそうでない人も、目がかすんできた、視力が低下した、そして虫が飛んでいるような症状が出てきた場合には早く眼科に行って検査を受けましょう。

 

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