糖尿病と血管状態|糖尿病大全

糖尿病と血管合併症

糖尿病はさまざまな病気を引き起こす原因となります。血糖値が高いとそれだけ血液の濃度も高くなり、血管には大きな負担がかかることになるからです。
全身に張り巡らされている血管は、血液の状態が良くなくてはいけません。糖尿病のように血液濃度が高いと、血管に傷が付きやすくなり、そこから合併症になりやすくなるのです。
相互に関係があるとされているのが、高血圧です。高い血圧によって、こちらも血管には負担がかかります。血圧が高いのも、糖尿病もどちらも自覚症状がないことでは同じです。そして自覚がないために対策をとることがありません。
悪化してから気が付いて、ほかの病気も発症しているというケースが非常に多くなる危険性を持っています。
そして動脈硬化も血管異常とされている病気です。糖尿病によって動脈が硬くなると、血液が上手に流れていくことができません。そして心臓が一生懸命血液を送り出そうとしますから心臓はやがて疲れた状態になり、心筋梗塞の危険が出てくることになります。
心筋梗塞と糖尿病と持ち合わせることで足の血管異常とされる閉塞性動脈硬化症の危険性が3倍も高くなります。
心臓は血液を送り出している重要な臓器です。ここが弱くなると、やがて脳にも影響が出ます。その危険性がもっとも高いのが脳梗塞です。
糖尿病を持病としている人は糖尿病ではない人の約3倍の高さで脳梗塞になる可能性が高くなります。

 

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